今回は今年から導入した最新設備の複合加工機2台を
ご紹介します。
設備名
「MULTUS B300 Ⅱ」 「CUBLEX-42」
旋削加工は旋盤で、転削加工はマシニングセンタで行うのが
従来の加工方法でしたが紹介する設備2台は、なんと多方向から
の加工を1台の設備で加工が行えるというまさに常識破りの設備です。
まずは「MULTUS B300 Ⅱ」からご説明いたします。
「MULTUS B300 Ⅱ」は従来の旋盤の持つ機能に
加えてマシニングセンタの機能を持っています。
更に対向する2つの主軸により主軸間の製品受け渡しが行え、
多くの工程を組んでいたものがこの1台で行うことが可能となり、
省スペース及び低コストを実現することが出来るようになりました。
MULTUS B300 Ⅱ
「CUBLEX-42」は、1台の設備で5軸マシニング・旋削・研削加工が可能
となり大幅な工程集約が実現します。
従来は3~5工程必要であった複雑な形状の製品を1台の設備で
加工することが可能になり、まさに画期的な設備と言えます。
従来は複雑な製品を加工するために複数の設備、多くの治工具を
準備し対応していました。
導入により工程設計・設備設計・生産準備の対応も短縮でき
お客様への要望にお応えできると思っております。
当社は既に多数の部品実績を上げております。
「変種変量ライン 主な加工製品一覧 MULTUS B300 Ⅱ」
ローター
フロントハブ
コンテナキャット
エンジンブラケット
「変種変量ライン 加工製品一覧 CUBLEX-42 」
エキゾストマニホールド
ブラケット
PHEV専用モーターカバー
この最新設備2台と従来の設備と組み合わせることに
より複雑・困難な形状の加工も行える様になりました。
また補給品・試作品についても、今までは納期面・費用面で
問題でしたが、段替の効率化を進めることでお客様要望に
対応可能になりました。
今後は更なる挑戦を目指し、新製品・新分野にも挑戦し新たな
「顧客の創造」に繋げていきます。