世界中の大手自動車メーカーと取引を結び、人気車種の部品の生産を受け持っているのが荒川工業です。
エンジン、ミッション、トランスファ、アクスル、サスペンションなど、どれをとっても「走る」「曲がる」「止まる」といった車の生命線を担う大切な部品ばかりです。
現在ガソリンエンジンはダウンサイジングと直噴ターボが注目されています。ターボチャージャの働きは、エンジンの排気ガスでタービンを回し、それに直結したコンプレッサホイールが回転し、その遠心効果により空気の圧縮で過給圧を発生させています。したがって、タービンと同軸のコンプレッサが空気を吸入すると同時に圧縮し、その密度の濃い酸素を含んだ空気がインタークーラ、サージタンクを介して、燃焼室に入り燃料の噴射で着火しパワーを出します。いったんターボが効いてくると、排気ガスの圧力は一段と強力となり、さらに、濃い空気を送り込むことになりエンジンパワーは上昇します。
可変ノズルターボ(かへんノズルターボ、Variable Nozzle Turbo: VNT)とは、ターボチャージャーの一種で、エンジンの回転数に応じて排気タービンのタービンブレードの開口面積を変化させることで排気ガスの流量を制御し、加給効果を高めるものである。近年は排気側だけでなくコンプレッサー(吸気)側の空気の流量を制御できるVG/VD(Variable Diffuser)ターボチャージャーも開発されている。
なおメーカーによって複数の名称や商標がある。